TREZOR(トレザー)の使い方 初期設定編
2018/02/05
こんにちは、TREZORを購入して1カ月放置していたしん@crocoffeeです。
つい先日、TREZORの初期設定をやっと行い使えるようにしました。
何事も初めてのことはつまづきますよね。
公式のマニュアルは、英語のみでした。
https://doc.satoshilabs.com/trezor-user/settingup.html
設定方法は4パターンあるのですが、この記事では、ブラウザのグーグルクロームのアプリを使った方法を説明していきます。
目次
TREZORウォレットに接続する方法は、4種類あります。
1.アプリケーション「TREZOR bridge」
Windows,Mac,LinuxのOS向けにアプリが用意されています。
いわゆるウォレットアプリですね。
2.グーグルクロームアプリ「TREZOR Chrome extension」
グーグルクロームには、拡張機能として、アプリを追加することができます。
クロームアプリは、Windows,Mac,Linuxそれぞれで使えますが、Linuxユーザーはシステムの追加設定が必要とのことです。
3.アンドロイド向け「TREZOR Manager」
アンドロイド端末と接続してウォレットにアクセスできます。
別途、OTG(USB On The Go)と呼ばれるケーブルが必要になります。
4.アンドロイド向け「TREZOR Manager」
プログラマ向けです。"Python"(プログラム言語のひとつ)を使ってTREZORにアクセスできるようです。
最初は1または2で始めましょう。
最後の4を除いて、ウォレットの初期設定操作は、ほぼ同じ順です。
以降の記事では、2のグーグルクロームアプリ「TREZOR Chrome extension」の方法で解説していきます。
「Ledger Nano S」も同じ仕組みで動いていますので、僕はこれが便利でしたね。
<追記>
1の場合も試そうかなと思ったら、僕のWindows(Win10 64bit)環境では、「Trezor Bridge」がインストール後、起動できませんでした。インストールファイル名に"win32”と書かれていたためかな。また解決すればブログ書きたいと思います。
「TREZOR Chrome Extension」をクロームへインストール
ブラウザ グーグルクロームを開き、
TREZOR Chrome Extension
へアクセスします。
「CHROMEに追加」をクリック
「アプリの追加」をクリックするとアプリが追加されます。
TREZOR接続
アプリを起動します。
「TREZORを接続してください」 という画面が表示がされます。
TREZORとパソコンを接続します。
ファームウェアUPDATE
TREZORとパソコンを接続すると、「ファームウェアをインストールするよ」
という画面が表示されます。
警告として、もしすでにTREZORにビットコインなどのコインを入れている場合は、ファームウェアをインストールすると、消える可能性があり、リカバリシードから復活させる必要がある旨が書かれています。
初めてTREZORを使う場合は、コインは入っていませんので、そのまま進めても大丈夫です。
「Yes,update」をクリックすると、インストールが始まります。
TREZOR解除
Updateが終了すれば、上記画面が表示されます。
クロームアプリを右上の×ボタンで閉じ、パソコンからTREZORを接続解除します。
アプリを起動しなおして、TREZOR接続しなおします。
ラベル名をを決める
TREZORにラベル名を付けます。
ラベル名はあとで変更もできます。
どこで使われるかというと、パソコンと接続した際にTREZORの画面にラベル名が表示されます。
TREZORを複数持っているなら、それぞれで名称を分けると管理しやすいですね。
ラベル名入力後、「Continue」ボタンをクリックします。
PINを決める
パソコンの画面に3×3の点と、
TREZORの画面に3×3の数字がランダムで表示されます。
PINは、4桁以上がいいですね。
決めたら、まず紙、電子ファイルなどにメモしておきましょう。
TREZORの画面を見ながら、同じ位置の点をクリックします。
できたら、「Enter」をクリック。
もう一度同じPINを入力してと画面表示されます。
TREZORの画面を見ながら、同じ位置の点をクリックします。
リカバリーシード24個をメモする
画面には、復元フレーズ表示したという旨
TREZORには1つめの復元フレーズが表示されているはずです。
TREZORの箱からリカバリーフレーズを書くためのシートを出しましょう。
これから24個の英単語が表示されます。
間違えないように紙にメモしていきましょう。
24個のリカバリーシードは、もしTREZORが壊れてもこのフレーズさえあれば、新しいTREZORで中身が復活できるいわばドラクエの復活の呪文みたないものです。
・リカバリシードは、他人に教えたり、ネットに書き込んではいけません。(他人にバレると中身のコインが盗まれます。)
・リカバリシードは、絶対になくしてはいけません。(TREZORが壊れた場合、中身のコインが取り出せなくなります。)
紙をなくしたり、燃えたり(めったにあることではありませんが、)しないように大切に保管しましょう。
できれば、もう一枚分散管理しておいた方がよいですね。
(わたしは電子ファイルで暗号化して分散管理しています。)
一つ目を紙にメモしたら、TREZOR側の「Next」ボタンをクリックして、2単語目、3単語目・・・
と24個メモしていきます。
再度リカバリシード24個を確認する。
24個書いたら、TREZOR右側のボタン[again]クリック
書いたものをチェックします。
24個目の終了で、[finish]ボタンをクリック
ウォレットアプリ起動
お疲れ様でした。初期設定はこれで終了です。
ウォレットを起動します。
画面の「go to TREZOR Wallet」をクリック
ウォレットが起動します。
画面左上の「回っている矢印」で更新します。
PINコード入力画面が表示されます。
さきほど設定したPINを入力します。
ウォレット画面の表示
画面左上のプルダウンで、コインを切り替えることができます。
受信アドレスの表示
上部メニューの「受信」をクリックすると、アドレスが表示されます。
「show address」をクリックすると、またPIN入力画面が表示されます。
PINを入力後、TREZOR側で左ボタン「QRコード表示」、右ボタン「Continue」が表示されます。
右ボタン「Continue」をクリックすると、
パソコンの画面側で、アドレスが表示されます。
これが受信アドレスです。
ちなみに、ビットコインの3から始まるアドレスは、segwitのアドレスになります。
Legacyアドレスも作成できます。ウォレットの左側から作成できます。詳細は省略させて頂きます。
まとめ
以上、TREZORの初期設定の説明でした。
個人的には、Ledger Nano Sの方が簡単だったかな~という記憶です。(あいまいですが。)
あと、できれば、この後、大金を保管する前に、少額を入れて、一旦初期化してリカバリーフレーズで本当に復活できるのかを試す方がベターです。
何かあったときに復活できないと大変ですからね。
こちらは、別の機会でご説明したいと思います。
何度もしつこいですが、PINとリカバリーフレーズどちらも厳重に管理しましょう!
ではでは(^^)/